こゆラボ通信vol.18 〜地域おこし協力隊✖️学校 探究学習編 Part②〜

こんにちは!こゆラボ通信です。

前回に引き続き、三日間の探究学習について、地域おこし協力隊の竹内がお伝えします。前回の記事はこちら→vol.17
今回は2日目の様子についてお伝えします。

答えはどこにあるのか(2日目)

2日目は、考えてきた解決策(アイデア)をグループ内で話し合い、プロジェクトにしていく授業。
ビジネスの観点が伝わるように、課題解決の基本形である5W2Hを元にワークシートを設計し、進めていきました。

(校内の課題解決なので、how muchは外し5W1Hで作成しました。)

各グループのアイデアを見て回る中で、いくつか気になるアイデアに出会いました。
話を聞いていく中で、印象深いやりとりがあります。

僕「このアイデアは、全校生徒対象なんだね」
生徒「はい、校内なんで!」
僕「1年生〜3年生まで、全ての人に取り組んでほしいんだね。素晴らしい!」
生徒「え、校内ってことは、全校生徒対象じゃないといけないってことですよね?」
僕「あ〜、課題が全校生徒に取り組んでほしいものであれば、それがいいと思うよ!」
生徒「じゃあ、全校生徒じゃない気がする、、、限定してもいいんですか?」
僕「いいよ!届けたい人に届くといいね!」
生徒「分かりました!もう少し考えてみます。」

やりとりを終えて、少し後悔しました。
1日目の時点で危機感を感じたのであれば、その時に何か伝えておくべきだったのではないかと。
ただ、伝えなかったことで、生徒さんには良い気づきになった可能性もあります。
どちらが良かったのかは分かりませんが、伝えるとどうなっていたかを考えておくべきでした。
またの機会でリベンジを。

このグループとのやりとりをきっかけに、各グループと密にやりとりを進めました。結果、約3分の1のグループが「〜じゃないといけない」と考えていることがわかり、丁寧に対話して生徒さんとアイデアの確認を行いました。

その後は、先程のワークシートに沿って各グループごと進めていき、最終発表に向けての準備を行いました。
アイデアは一つも被ることなく、各グループのオリジナルが伝えられる場が生まれそうな予感がしています。
一方で、生徒さんの主体性を引き出すために、何を伝えて何を伝えないのかを学んだ1日でした。

(ふせんに書いて見える化。「こんなにアイデアって出るんだ!」という言葉が多くのグループから聞こえました。考えさせられる。)

 

(他グループのアイデアを”盗みに行こう”の図。自分以外のアイデアは貴重な資源だと伝えました。)

3日目(vol.19)に続く。

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