こんにちは!こゆラボ通信です。
今回も引き続き、地域おこし協力隊の竹内がお伝えします。
前回は地域学習の振り返りについて書きました。➡︎vol.25
今回はSDGsゲーム(Get The Point)の授業についてお伝えします。
Get The Pointとは?
こちらは、小学生からSDGsを学べるよう設計されている『子どもと大人のSDGs学習ゲーム』です。
詳細は、こちらのサイトをご確認ください→Get The Point
設計者は、すなばコーポレーションの門川良平さん。
2019年には、Get The Pointの前身となるSDGsゲームを新富町で開催していただきました。
子どもたちにルール説明をしている門川さん
僕自身はサポート役として参加。楽しくなって、ついつい前のめりに。
分かりやすくて面白い体感型のSDGsゲームだと感じまして、2020年11月に認定ファシリテーターの資格を取得しました。
その後、学校関係者や教育長に相談し、これまで地域学習のサポートで関わってきた上新田小6年生を対象に行うことが決まりました。
開始前から盛り上がる子どもたち
2021年3月19日(金)、学校の授業内で行いました。
他教室で生徒さんが授業をしている間、先生と一緒にゲームの準備を行いました。
どういう反応をするのか、ドキドキしながら帰ってくるのを待ちます。
数分後、生徒さんが教室に帰ってきました。机の上を見るとすぐに、
「何これ〜、鉄?レアメタル??」
「並べ方がデュエル・マスターズみたい!面白そう!!」
「たけちゃんまん、どんなゲームか教えてよ〜」
といった感じで、とりあえず興味は持ってくれたようで、ホッとしました。
さて、ゲームの性質上、ルール等の説明が詳しく書けないのですが、
基本的には4人グループを組んで、カード(資源)でアイテムを作り得点を競うゲームです。
1回戦目は個人戦、2回戦目は団体戦と2回に分けて行い、SDGs全体の要点を学びます。
さあ、いよいよ本番です。
ゲームなのか現実なのか
1回戦終了後、『作戦タイム』と称して2回戦に向けての話し合いの時間を設けたのですが、
僕が想定していたよりも話し合いが盛り上がり、休憩時間まで続けているグループもありました。
そのおかげと1回戦で登場しないカードが出てくることもあり、2回戦はゲーム性が増して盛り上がっていました。
途中、そのカードを見た生徒さんが質問を投げかけてくれました。
「これって、実際の世界でも起きることなんですか?聞いたことないものがあって。」
もちろん、使用するカードやアイテムは現在進行形のものです。そのことを生徒さんに伝えると驚いていました。
体感型だからこそ生まれた質問だなぁと思い、とても嬉しかったですね。
少しずつ学びが深まっていることを実感する瞬間でした。
協力して計画して行動する
授業の終盤、1回戦目と2回戦目の違いについて聞いてみると、生徒さんの一人がこう答えてくれました。
「1回目は何も計画せずやったけど、2回目はみんなで相談して協力して計画的にできたと思います」
この言葉にほとんどの生徒さんが頷いていました。ゲームの趣旨が伝わったようで良かったです。
授業の最後、SDGsの説明をする際に、生徒さんのこの言葉に触れて伝えしました。
「SDGsは世界的な取り組みで、協力してやることが大切。今日のゲームみたいにね!」
「みんなの一歩が、世界を豊かにしていく。ぜひ調べたり行動に移してみてください。」
大人でも理解できている人は、まだまだであるSDGs。
教える側も苦労する中で、全体像を把握できるこの体感型ゲームは需要があると感じました。
もしこのゲームにご興味のある方いらっしゃいましたら、認定ファシリテーターとしてお話しさせていただければと思います。
以下の連絡先までお問い合わせください。
FBアカウント:たけちゃんまん
今回はSDGsゲーム(Get The Point)の授業についてお伝えしました。
次回は今年度の活動を振り返りたいと思います。