緊急事態に備え、まずは先生たちが学ぶ場を。学校でMicrosoft Teamsを使い“チーム”をつくるICT研修会を開催

2021年5月7日(金)、宮崎県児湯郡新富町内の小中学校から1人ずつICT担当の教員が集まり、富田小学校のコンピュータ室を会場にICT研修会が行われました。講師として参加したのは、新富町教育推進コーディネーターを務めるこゆ財団・中山隆。
誰もが不慣れなところからスタートするICTについて、大切なことは「どれだけ経験できるか」、そのための「時間の確保を工夫すること」でした。

もし今、休校になったら何が必要か?

大都市圏を中心に全国で新型コロナウィルス感染拡大が広まるなか、宮崎県も県独自の緊急事態宣言発令が決定。昨年度のように休校が余儀なくされる場面があるかもしれません。
今年度4月から町内の小中学生は1人1台のタブレット端末が準備されましたが、現時点では休校の場合に家庭に持ち帰り活用できる状態には至っていません。

新富町教育対策監の中倉さんは、
「ICTの活用を学校内で『日常化』することが必要。そのために皆さんがまず理解し、それぞれの学校内で機能するように進めてほしい」
と今回の研修会を企画した意図を説明し、こゆ財団・中山へバトンを渡しました。

「もし今、学校が休校になったとしたら、何が必要で何をやるべきでしょうか?」
という中山の問いかけに対して、参加した先生方から
「子どもと教員がつながる、連絡が取り合える仕組みが必要」
「子ども自身が自分で学べるコンテンツが必要」
「自学と同時に教師が教える部分の手配も必要
「日々の課題や学びの確認のための手段」
といった声が上がりました。

そこで、Microsoft Teamsを実際に使いながら、これらの課題を解決する方法を共有しました。

Teamsでチームを作ってみた

「とにかく一度やっておくことが大事」ということで、
Teamsを使ってこの研修会のチームを実際に作ってみました。
招待される側は来たメッセージからパスワードを入力するだけ。これだけの作業で簡単に生徒たちとつながれることがわかりました。アカウントとパスワードを持っていれば、子供たちは家庭のPCや保護者のスマホからでもつながることができます。

そのTeamsの会議機能を使えばクラスでオンライン授業をすることも可能。資料を共有したり、ホワイトボード機能で板書もできるなど、実際に参加者全員で使いながら、使える場面を想像してみました。
冒頭に意見を出し合った休校時にやるべきことのほとんどが、Teamsを使うことで解決できそうです。

一歩を踏み出し、学校を越えて情報を共有しよう

Microsoft Teamsの様々な機能を参加者全員で使ってみましたが、実際に教室や学校でこのように使いこなすには、どんなことが必要でしょうか。
・使い方の校内研修
・強制力を持たせた形で先生たちに実施してもらう
・集会や生徒総会をTeamsを使ってやってみたらどうだろう?(こちらの学校では2週間後、実際にTeamsを使いオンライン生徒総会を行っていました)

「得意な子どもが中心になって、そのうち先生にも教えるような状況が生まれそう」
との意見に、中山も
「そうなることが、GIGAスクールが進むポイントです」
とうなずきます。

一方、こんな課題も。
「ローマ字を学んでいない小学校低学年にはひらがな打ちで対応するなど、入力段階から課題が多い」
現場の先生だからわかる、意外と見過ごしがちな現実です。

教員も生徒も、どれだけ経験できるか。そのための時間の確保には工夫が必要です。
その時間確保の工夫を学校を越えて情報共有し、無理なく取り組んでいくためにも、こういった研修の場や学校を越えた教員同士のつながりの重要性を強く感じた時間となりました。

「困ったことがあれば、私たちに率直にご意見・ご要望をください」
と、対策監・中倉さんと中山。
まずは1ヶ月後を目処に、それぞれの学校でチャレンジしてみることで研修会は締め括られました。

まずは、最初の一歩を踏み出すこと。そして、1人で頑張らない。
そこからGIGAスクールの歯車が一つひとつ回り始めるのではないでしょうか。

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