地域課題をビジネスで解決する人財育成塾「宮崎ローカルベンチャースクール」
「自分のワクワクを探求し、まずはやってみよう」を合言葉に、最前線で活躍する講師陣が受講生のチャレンジを後押しする真の実践型スクールだ。全5回の講座で、地域ビジネスの基礎を学びながら、自分が楽しいことにチャレンジでき、本音で語り合える仲間もできる。
2019年12月6日(金)19:30~21:30
会場:SENQ六本木(東京都港区六本木)
宮崎ローカルベンチャースクール第1講座
1回目は地域プロデューサーの齋藤潤一氏が登壇。地域ビジネスをつくる上で大事なことや新富町で今生まれているチャレンジの数々を紹介した。
「ビジネスで地域課題を解決したい」という使命感と「まずはやってみる」というスピード感で、全国の地域ビジネスを成功に導いてきた齋藤氏。 イノベーションを起こすために必要なのは、起業家精神を養うこと。そのために大事なことが3つある。
一つ目は、アイデアに踏とどまらず、まずはやってみること。
二つ目は、何をやるのかではなく、なぜやるのかを追求すること。
三つ目は、自分のワクワクを大切にすること。
自分の人生に立ち返り、本当にやりたいことに挑戦することが何より重要
「『1勝99敗』の精神で、計画的に失敗を重ねることで成功に近づきます。何でもすぐに答えが出る時代だからこそ、〝やってみること〟が大事なんです」
齋藤氏がブランディングに関わった一粒1000円の高級ライチ。会場では、生産者の森哲也さんの映像が流された。「おいしさに惚れ込んで栽培を始め、やってみてはやり直し、を繰り返し、10年かけて開発できた」という森さんの言葉を受けた齋藤氏は、「やってみることで実際にイノベーションが起きた。このことを覚えておいてほしい」と強調した。
地域ビジネスを始める上で、もう一つ重要なのは、応援し合える仲間と一緒にチャレンジすること。「ポイントは、地域の人を“巻き込まない”こと。このスクールに集まるような似た感度を持った人同士のつながりからイノベーションが起きやすい。大事なのは巻き込むのはなく、弱いつながりをつくることです」
アイデアはあっても行動しない人は9割。地域はチャンスにあふれている。あとは「やるかやらないか」だ。最後に齋藤氏は「実践者が多い新富町を実験の場として、一歩を踏み出してほしい」と改めて受講生に呼びかけた。
講座終了後、受講生からは「小さな一歩を踏み出すことの大切さが心に響いた」という声が多く聞かれた。齋藤氏の実体験から生まれた説得力あふれる言葉の数々に、受講生のチャレンジへの思いは高まりを見せていたようだ。