こんにちは!こゆラボ通信です。
今回も引き続き、地域おこし協力隊の竹内がお伝えします。
前回はコロナ明け最初の授業について書きました➡︎vol.11
今回は特別編Part②として、再び先生との振り返りについてお伝えします。
「総合の時間」の汎用性
僕が担当させていただいている「総合の時間」は、こゆラボ通信で伝えている地域学習をずっと行うわけではありません。
時には学校行事の練習の時間、時には地域の方との交流の時間(ワークショップ等)と、
様々な取り組みの時間として使われることが多数あります。
そのため、最近は地域学習が行事の時間に当てられるなど、当初の予定通りに行かなくなってきているのが現状です。
さらに、今年はコロナウイルスの影響で学校行事が後ろ倒しになっており、
この10月以降、畳み掛けるように組み込まれています。
個別の対話と全体の観察
ということで、先生も様々な業務に時間を割いていますので、電話による振り返りが増えてきています。
今回はその電話での振り返りについて書きます。
地域学習の最終発表をパワーポイントで行うことにしているのですが、作成の進め方について相談がありました。
以下、先生とのやりとり(一部抜粋)です。
先生「パワーポイントを生徒に作って欲しいのですが、どう伝えるのがいいのでしょうか。」
僕 「先生は、パワーポイントで何か作った経験はありますか?」
先生「はい、学生時代に何度か。」
僕 「その時に、何か気をつけていた、大事にしていたことってありますか?」
先生「んー。あっ、ありますね!大学の時に教授から指摘されまして印象に残っているものが。」
僕 「それ、生徒さんにも伝えましょうよ!」
先生「えっ」
僕 「その話は僕には話せないので、先生から伝えることに意味があります!そして、実体験なので子どもたちにも伝わりやすいかと。」
先生「なるほど。確かにそうかもしれないですね。やってみようと思います。」
やりとりの結果、先生が実体験を交えて生徒さんに伝えて進めていくことになりました。
先生と話していく中で、先生自身の言葉で伝えた方がいいのではないかと考えました。
僕の中できっと、先生と生徒さんの微妙な距離をクラスの雰囲気から感じ取っていたのでしょう。
やや一方的な提案になってしまいましたが、先生が納得した形で進められて良かったです。
先生自身が伝える
実体験が良いかもと感じたのは、先生自身の言葉で想いも同時に伝えられるからです。
その言葉には、重さや深さ、そして熱があって、微妙な距離を打破する際に良い打ち手だと考えました。
ただ、先生によっては実体験を生徒へ話すことに、抵抗感を持つ方もいらっしゃいます。
先生が前向きに捉えて、実行まで移して下さったことに感謝です。
先生の言葉が生徒さんにどう伝わったかについては、次回以降のところでお伝えします!
今回は特別編として、先生とのやりとりを書いてみました。
次回は今回のやりとりから生まれた授業についてお伝えします。